こんにちは、金子です。
本記事は剣盾のダブルバトルにおける、ダイマックスしたレイスポスとピッピを軸に置いた通称「レイスポスピッピ」(レイスピッピ、ポスピ、ピッポス、ポスッピ)のビートダウン構築についてです。よろしくお願いします。
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【目次】
戦績
ランクマッチ シーズン12 ダブルバトルにて
最終最高レート2020 最終17位
(個人的に)驚異的な15連勝の記録を作れたので結構強い構築な気がします。(この時までは)
レンタルID
【↓Rental team↓】
0000 0007 HC83 BJ
*ランクマで使っていたヒートロトムがあまりにも自覚がなく、無能すぎたので同じ数値の別個体に変えてあります。
構築経緯
控えめの手助け珠ホロウでH4振りダイマがいい乱数で飛ぶと知り、とんでもないパワーがあることを魅力に感じ構築を組み始めました。
しかし、レイスポスは環境に多い悪ウーラオスにめちゃくちゃ弱く、この指止まれがないと耐久面で不利になりがちなのでフレンドガードでパーティの耐久を底上げでき、レイスポスともタイプ的に相性のいいを採用しました。
また、トルネロスなどの追い風枠ではなく、ピッピを入れるとフレンドガードの恩恵を受けトリルなどとも殴り合えることもあり、レイスピッピの並びはとても強かったです。
しかし、今の並びではバンギラスに無力であることやノーマルタイプがきついことから現環境における最強クラスのアタッカーの(悪)を採用しました。
初手でレイスポスピッピを並べ裏からウーラオスで展開するプランが強そうであったのでさらに終盤でのスイーパーになれるを採用しました。
その後はなんやかんやあり、初期はこんな並びを使っていました。
結論から言うとこれ↑は弱いです。
どこが弱かったかと言うとレジエレキなどの技範囲に問題のあるポケモンが構築内に多く、エンテイに関してはサブエースとして採用したのにダイマエースとしてほとんど活躍しませんでした。
また、この構築ではトリルからの岩タイプの処理をゴリランダーとウーラオスに任せていたためコータスと組まれていると非常に苦しくなりがちでした。
以上のことから改善点として
①トリル中に岩炎に強いポケモン
②エレキとエンテイを外す関係上重くなると予想されるテッカグヤに強いポケモン
が必要になりました。
そこで採用したのがです。
ダイマしたランドロスはチョッキを持つことでコータスにも強く、バナポリ系にもかなり有利に展開できるようになりました。
ヒートロトムはテッカグヤやブリザポスに強く出れる上にピッピとのシナジーもありランドロスに次ぐサブサブエースとして運用することもできました。
その結果完成したのが
でした。
個体紹介
レイスポス
@いのちのたま
ひかえめ
179(28)-*-85(36)-210(204)-101(4)-180(236)
H→珠ダメージ最小
B→フレンドガード込みでA172珠ドラパルトのホロウをダイマックス時に珠ダメージ意識で少し余裕を持って耐える
C→あまり
D→端数
S→最速けしんボルトロス抜き
シャドーボール→メイン技
はかいこうせん→ダイアタックの媒体
マッドショット→ダイアースの媒体、ガオガエンに対する打点
まもる→安全に動かすために採用
【英名】
Shadow Ball
Hyper Beam
Mud Shot
Protect
とりあえず火力が凄いです。ダイマックス技は一貫性はあるものの、それぞれ無効にしてくるポケモンが多くいるため、どれを打つかよく考えて使いましょう。手助けホロウで半減でない限り大体の非ダイマックスポケモンが飛びます。
種族値的にBがとても低く感じますが、味方のフレンドガードとHの高さもあり、案外硬いです。
持ち物はダイマックス時の火力を限界まで伸ばすためにいのちのたまで採用しました。
ピッピ
@進化の輝石
なまいき
177(252)-*-91(180)-80-104(76)-36
※S個体値0
H→極振り
B→特化ブリザポスのダイスチルを高乱数耐え
D→C152磁石レジエレキのエレキボール(150)を確定耐え
この指とまれ→隣を守るために採用
手助け→レイスポスの火力増強に使う。手助けホロウは等倍では受からない火力が出る
まもる→フレンドガードを残し安全に展開するために必要
【英語】
Moonblast
Follow Me
Helping Hand
Protect
このパーティのキーポケモンでありレイスポスを守る枠。手助けを使うかこの指を使うか守るかの判断がとても大事で、上手くこの子を使う上で自分のレイスポスの耐久ラインをしっかりと理解している必要があります。最遅個体で採用していますが、最遅である必要があったかは謎です。
ウーラオス(いちげき)
@タスキ ※キョダイマックス個体
ようき
175-182(252)-120-*-81(4)-163(252)
最速AS252
あんこくきょうだ→確定急所
ふいうち→強力な先制技
まもる→安全に動かすために採用
【英語】
Wicked Blow
Close Combat
Sucker Punch
Protect
最強アタッカー。特性で攻撃技が守るを貫通する上にタスキを盾に切り替えせることも多くほとんどの場合選出する。ホロウからのあんこくきょうだやインファイトはとても強力です。
ゴリランダー
@きせきのタネ ※キョダイマックス個体
意地っ張り
195(156)-194(252)-110-*-90-118(118)
H→最低限、あまり
A→極振り
S→大体のレヒレを抜けるライン
グラススライダー→ぶっ壊れ先制技
ねこだまし→周りのサポート用
ウッドハンマー→フィールドを取られてもレヒレをワンパンする手段
ちょうはつ→ポリ2などに打つ
【英語】
Grassy Glide
Fake Out
Wood Hammer
Taunt
ガラルのムキムキ。草技しかないのでダイマックスすると案外微妙です。終盤でのゴリランダーとウーラオスの並びは非常に強力で猫騙しのおかげで裏から出て来やすい相手のウーラオスにも圧をかけることが出来ます。
持ち物は草技しかない上に猫騙しを積んでいることから草のタイプ強化アイテム。ホロウからのウッドハンマーは半減のポケモンでもヒートロトム程度であれば8割近く削れます。
ランドロス
@突撃チョッキ
意地っ張り
195(244)-202(148)-111(4)-*-106(44)-120(68)
A→あまり
B→端数
D→Hと合わせて特化Gファイヤーの+2ダイジェット(140)を非ダイマックス状態で最高乱数以外耐える
S→+1で最速ボルトロス抜き
じしん→ダイマ時は要塞化に使う一致技
そらをとぶ→ダイジェットの媒体
とんぼ返り→ダイマしない時などに小回りを効かせるための技
【英語】
Earthquake
Fly
Rock Slide
サブのダイマックスエースです。威嚇がシンプルに強いが技的に現環境においてはダイマックスしたい性能をしていた。とんぼがえりのおかげでかなり小回りが効くので初手出しして不利対面だったら逃げて後発ダイマックスする動きが自然と出来ます。
持ち物は突撃チョッキで採用しました。Gファイヤーとの撃ち合いに有利になったりバナポリ2などの構築相手にも動きやすくなります。
ヒートロトム
@オボン
ひかえめ
157(252)-*-127-159(156)-127-119(100)
H→削れるほどの耐久がないので極振り
C→あまり
S→味方のランドロス-1
10万ボルト→安定技
オーバーヒート→ダイバーンにして使うことが多い
悪巧み→ピッピと並べて積むことがマジで稀にある
まもる→安全に使うために採用
【英語】
Thunderbolt
Overheat
Nasty Plot
Protect
サブサブエース。準伝環境なため基本的にこのポケモンをメインで攻める場合はダイマックスしておきたい。ですが、この構築においては終盤に出してスイーパー的役割を担うことが多いです。
運用や強みついて
この構築で最も大切なのはピッピの扱いであり、技の選択がとても大事になってきます。
また、基本的には初手ダイマして逃げ切りするプランで組んでいるため手遅れダイマやレイスポス1体になってしまうと勝てないことが多いです。
数的有利を取り一気に攻め込むように心がけると勝ちやすいです。
強みとして、一見レイスポスはホロウの恩恵を受けにくく微妙に感じますが、このポケモンは相手を倒す度に火力が上がる特性を持っており、この特性のおかげて火力に関してはほとんど不足感を感じるのことはありません。
レイスポスの技を緩和するためにはあるならば相手はダイアースを積む必要がありますが、その場合はスチルをつむことが出来ず、相手からすれば気がついたら裏からでてきた物理アタッカー2体に強烈に縛られてしまう盤面になっていたりと、案外ダブルにおいては相性が良いです。
簡単に言うとB方面かD方面のどちらかで確実に大ダメージを与えられる盤面を作れるということです。
剣盾のダイマックスダブルで環境初期から存在する、物理ドラパのホロウ+先制技の並びを特殊ホロウ(B-に影響されず自身で特殊火力を上げられる)と先制技の組み合わせに置き換えたように考えて貰えるとわかりやすいかと思います。
選出
基本形 (Basis)
先発 後発
基本的にはこれでどうにかなることが多いです。また、相手のダイジェッターはホロウでBをペラペラにして裏の2体の先制技で〆るプランも取れるので無理にレイスポスでダイアタックを打つよりもホロウを選択して嘶きを発動させるルートを取った方がいいケースも多いです。
先発 後発
ポリ2にちょうはつを入れ、トリルを阻止しつつダイマランドロスで戦う。
ダイアースから入るとフシギバナのダイアシッドをゴリランダーが耐えます。
また、ランドはジェットも積んでおかないとウーラオスにやられる恐れがあるのでしっかり考えて使う技を選ぶ必要があります。
VSレジギガス
先発 後発or
ギガスにダイアタック→ドガスにホロウからのウーラオス展開で大体勝てる。
VS有象無象のトリル(trick room)
ツンデ軸(Stakataka)
先発 後発
威嚇を入れたりしてピッピを活かしトリルを枯らしてランドロスで詰めるプランを取ることが多い。
ブリザポス軸(Glastrier)
先発 後発
ポリ2やイエッサンなどのノーマルがいない構築であればレイスポスでとにかく数的有利を取れるように破壊の限りを尽くします。
ブリザポスは最後にタスキウーラオス等で切り替えせます。
※VSトリル全般に言えることですが、ピッピのおかげで構築の耐久ラインが少し上がるため案外無理やりレイスポスで殴りあっても勝てることも多いです。
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最後に
※リバティノートさんにも寄稿させていただきました。ありがとうございます。
【S14 剣盾ダブル】漆黒アグロ 【最終6位 レート1984】 - #死海のレクイエム
※シーズン14にて自分が使用した環境適応型レイスポス軸です。シーズン18でもこの並びで結果を出せたため本記事のレイスピッピよりもおそらく強いです。
質問や文句、レンタルIDの不具合など何かありましたら、Twitter(@_xk_1)までお願い致します。
最後までありがとうございました!